The Azure

動き

傘をさして出町座までゆく

僕が昭和の日に手持無沙汰になってしまったのには大きくふたつの理由がある。ひとつ目はあると思っていた講義がなかったこと(昭和の日だから)。ふたつ目はあると思っていたバイトがなかったこと(昭和の日だから)。どちらも僕の不注意に原因が潜んでいるのだけれど、せっかく特大の休日を手にしたのだからと、出町座へ向かった

 

雨が降っていたが、傘をさして歩けば問題なかった。

 

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ネタバレを含むことがあります。

 

 

 

 

 

街の上で

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ほんの数日前に Netflix で観た同監督の『愛がなんだ』で打ちひしがれたばかりだった。僕は女性に惚れやすいタイプなので終始「テルちゃん(岸井ゆきの)かわいいな~」としか思っていなかったのだけれど。その『愛がなんだ』でナカハラ役を演じた若葉竜也主演の映画がこの『街の上で』という作品。

『愛がなんだ』と似通ったテイストなのかなと身構えていたら、予想に反して、恋愛がらみの優しいコメディ映画だった。物語は主人公・荒川青が恋人である川瀬雪に浮気されフラれるのが起点なのだけれど、主眼はそこに置かれていない。コメディに徹していた。説明しにくいな。おしゃれ日常やわらかコメディ。

気に食わないのは、荒川青が数日間のうちに複数の女性と会い過ぎていること。まるで村上春樹の主人公のように、魅力的な女性たちと交流していく(セックスはしないものの)。「下北沢へ行けばそんな素敵な出会いに溢れているんですか?」と問い詰めたくなる。それだけ女性陣が魅力的でしたよ、ってこと。

終盤でふんわり伏線を回収して笑いをかっさらっていくオチ?も気持ちよかった。あとマヒトゥ・ザ・ピーポーが出てきてゾクッとした。かっけー。成田凌もいわずもがなかっけーーー。こういう適当なコメントがいちばん良い。

 

machinouede.com

 

 

 14歳の栞

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続けて観たのは『14歳の栞』というドキュメンタリー、でいいのかな。とある中学校の2年6組の3学期に密着した作品。

中学の頃はバスケットボール部かつ学級委員という肩書を持っていたので、教室では大きな声を出すことができていたなと思いだした。今もそうだけど基本的に自分本位で活動しているので、もうすこしみんなの目を見て関わり合っていたら楽しかっただろうな。観た人はこうして自分の中学生の頃を振り返ってしまいます。そういう作品。

教室ってひとつの生き物みたいだ。誰かひとりがそのクラスを成り立たせているわけじゃないし、逆に数人欠けてもそれは教室としてそのかたちを留めるので。本作ではクラスのメンバーである35名全員にインタビューをするんだけど、誰ひとりとして主人公はいなかったし、誰ひとりとしてモブキャラもいなかった。それぞれが必死に生きていて、もがいていて、素敵だった。

付き合ってはいないけれど仲のいい男女ふたりがショッピングモールへ出かけてサーティーワンアイスクリームを買って食べるシーンだとか、男の子が女の子へバレンタインのお返しを選ぶシーン・渡すシーンとかは、本当に最高で苦しかった。よかった。あと、成人した兄弟のいる女バレの子は、まさに成人した兄弟のいる女バレの子って感じで最高だった。

箱の中を覗き見するような映画だった。良かった。

 

14-shiori.com

 

 

 

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外出をしないでくれと頼まれているのに、こうやって遊びに出かけてしまうのはあまりよくないな。こうやって自分勝手に行動して反省しているのは阿呆みたいだけれど。外出をして心を痛める生活から脱却したいが、僕みたいなのがいるからまだ先になりそうだ。ただ楽しい映画を2本も観たのだから、後悔はできないんだよな。

 

僕のゴールデン・ウイークはここまで!

 

 

aoblue.hatenablog.com