- サマー・オブ・84
- ハッピー・デス・デイ
- ハッピー・デス・デイ 2U
- Mank/マンク
- ラブ&ポップ
- レイニーデイ・イン・ニューヨーク
- search/サーチ
- 未知との遭遇
- おんなのこきらい
- ドラゴン・タトゥーの女
- 天使のくれた時間
- ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
- 鑑定士と顔のない依頼人
※ネタバレを含むことがあります。
サマー・オブ・84
監督:フランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル
公開:2018年
原題:Summer of 84
Netflixがこの映画を「ティーン向け映画、学園・青春映画」ってカテゴライズしていたから「愉快な青春映画画なのかな」と思って観たら、がっつりサイコスリラーホラー映画じゃねーか。面白かったから良いけれども。
『スタンド・バイ・ミー』に似ていると言ってしまうのは無粋かもしれない。しかし、ずっとゾクゾクするスタンドバイミーだった。4人の少年たちが主役だし、その中にひとりデブいるし。当時の映画へのオマージュはあった(と思う)。
デイヴィーとニッキーの距離関係がとても良かった。僕の近所にもちょっと年の離れたお姉さんがいたら、かなり幸せだった。
ハッピー・デス・デイ
監督:クリストファー・B・ランドン
公開:2017年
原題:Happy Death Day
映画の好きな友人からおすすめされたので観た。以前から薦められてはいたのだが、ホラー映画っぽくて敬遠していた。尋ねてみたところホラー要素は少ないとのことだったので観た。かなりGOOD。
主人公が繰り返し自分が殺される日を送る、いわゆるループものの作品。配給会社のオープニング・クレジットも凝っていてワクワクした。
明瞭に楽しい素敵な映画だった。
ハッピー・デス・デイ 2U
監督:クリストファー・B・ランドン
公開:2019年
原題:Happy Death Day 2U
『ハッピー・デス・デイ』の続編はパラレルワールドもの。これはホラー映画ではない。SF映画だ。
前作を踏襲したギミックがてんこ盛りだった。さらに、並行世界の要素も追加されていて楽しかった。
Mank/マンク
監督:デヴィット・フィンチャー
公開:2020年
原題:Mank
知識不足で楽しめなかった。そもそも『市民ケーン』を観たことがないし、当時の社会情勢もてんてんに知らない。白黒フィルムならではの演出も作り込んでいただろうが、全く理解できなかった。悔しい。
先に『市民ケーン』を観るべきだった。
ラブ&ポップ
監督:庵野秀明
公開:1998年
プライムビデオでレコメンドされたので一切の情報を知らないで観た。正確に言うと、女子高生の援助交際の映画ということは紹介文で読んだのでそれだけ知ってた。
ザラザラの質感の画で、恐らく当時の家庭用のカメラとかそんなので撮影したんだと思う。粗い映像がノスタルジックだった。僕はまだ生まれていないけれども。
あと、カメラワークが非常に特徴的だった。グワングワン揺れる手振れのような表現をしていた。例えば、麻薬中毒者主観だったら分かるけれど、女子高生だもんな。精神的な揺らぎとかが反映されていたのかもしれない。
レイニーデイ・イン・ニューヨーク
監督:ウディ・アレン
公開:2019年
原題:A Rainy Day in New York
茶色のツイードジャケットとくすんだ臙脂色のシャツを身に纏ったギャツビーがお洒落だった。シティーボーイシティーボーイしてた。無造作なおしゃれ、なあの感じを僕も醸し出したい。
ニューヨークに降る雨が物語を劇的に左右するといったギミックはなくて、あくまでも当然のように降り続けていただけだった。
映画とは関係ないけれど、この作品が僕が今年観た映画の100本目にあたる。映画をたくさん観たことがある人が偉いワケじゃないけれど、色んな映画を観るのは楽しい。損ではない。
search/サーチ
監督:アニーシュ・チャガンティ
公開:2018年
原題:Searching
ストーリーが終始パソコンの画面上で展開するというアイデアが面白い。そういう奇抜なギミックを採用した映画って一発屋感があるのは否めないけれど、一発当てられるのがすごい。一発
ギミックだけじゃなくて、お話も良かった。うまく事が運びすぎのような気もしたけれど。人の一面しか分からないインターネットの性質にも言及していた。
未知との遭遇
監督:スティーヴン・スピルバーグ
公開:1977年
原題:Close Encounters of the Third Kind
UFOに接触したロイが狂っていく様子が非現実的で良かった。家族や世間体のことを完全に無視してしまうほど魅力的だったのか。幼い息子を連れられた母親はそのような熱狂はなかった。ロイがクレイジーすぎる。
息子が連れ去られる直前のシーンでは、光や風だけでドキッとするようなスリルを味わえた。面白かった。
『未知との遭遇』って邦題もセンスあるよね。かなりかっこいい。
おんなのこきらい
監督:加藤綾佳
公開:2015年
きれいな女性のパッケージに惹かれて観た。あまり楽しめなかった。
主要人物たちの心情描写が足りないような気がして、彼らの行動に納得がいかなかった。キャラクターが多すぎるような気がした。
ドラゴン・タトゥーの女
監督:デヴィッド・フィンチャー
公開:2011年
原題:The Girl with Dradon Tattoo
マルティンを閉じ込めたまま炎に包まれる自動車を背景に、リスベットが事故現場から立ち去るシーンがとても美しかった。爆破でビルが崩れ落ちていくので印象的な『ファイト・クラブ』のラストシーンのような壮大さだった。良かった。
リスベットがミカエルに惹かれていく様子も素敵だった。誰にも心を開けようとしない彼女がコーヒーを準備したり、プレゼントを準備したり(結局は渡せないんだけれど)するのが愛くるしかった。彼に倣って窓際で喫煙するようになったのが特によかった。
リスベットが後見人の男性に強姦されるシーン、あれは今までで観た映画の中でいちばん嫌なシーンかもしれない。気持ち悪くなった。
天使のくれた時間
監督:ブレット・ラトナー
公開:2000年
原題:The Family Man
クリスマス・イヴに恋人と一緒に観た。クリスマスの映画だと聞いてわくわくして観たら、クリスマスはあんまり関係なかった。面白かったので良し。
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
監督:オリヴィア・ワイルド
公開:2019年
原題:Booksmart
高校時代に勉強に必死で遊んでこなかった女子高生ふたりが、卒業間際のパーティーで羽目を外そうと頑張る映画。僕もパーっと遊ぶのが得意ではなく、自分のことを見ているようで恥ずかしくなった。
性的指向の設定がいかにも現代の映画で良かった。その設定による失恋のギミックも面白かった。
鑑定士と顔のない依頼人
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
公開:2013年
英題:The Best Offer
「大どんでん返しの映画」という触れ込みを事前に知ってしまった中で観たので、”衝撃のラスト”をなんとなく予想できてしまっていた。とはいえ楽しく観れた。
『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督の作品だと後で知り、共通項が分からなかった。どっちも大衆ウケがいい???