The Azure

動き

かませ!やらかせ!

昼過ぎに大学へ繰り出した。そろそろ秋学期も始まるというのに一度も同じ学部の学生と顔合わせができないのは気の毒だということで、僕の所属する学部が気を利かせて催しをしてくれた。ほんとうにありがたい。

友人がいない僕にとって、これは友人を作る千載一遇のチャンスである。行くしかない。しかしここで僕が危惧したのはかましたりやらかしたりしないかということだ。

僕の第一印象はかなり悪い(友人調べ)。それは緊張して話せなくなるとかが原因ではなく、高確率でかましてしまうからだ。派手にやらかしてしまう。

 

本日もかましてやらかしてしまったので、コンテンツとして昇華することにした。

 

友人が出来ないのは僕自身に問題がある。

 

 

 

かまし

この会では教室に20人ほどの1回生が軟禁され、担当の教員と数名の上回生によってレクリエーションが進行された。最初に実施されたのは他己紹介である。その名の通り他人を紹介して親睦を深めようというもので、先輩の指示でペアを組んだ。

偶然にも僕のペアは僕と同じ英語の授業を履修していて、すんなり会話を進めることができた。かなり調子がよく盛り上がって会話をすることができた。ここまではよかった。それが問題だった。(ちなみに、彼は僕の声を聞いただけで僕だと気づいたらしい。確かにZoomでの授業中に意気揚々と喋っていたけれども。まさか声だけで認識されるとは思わず驚いた。僕は彼のことを覚えていなかった)

互いの情報を聞き出すフェーズが盛り下がってきたのを感じた先輩が、他己紹介をするフェーズへ移るために「ほかに話し足りない人はいませんか?」と呼びかけた。このアナウンスは形式的なもので次へ進みますよという合図だったのにもかかわらず、僕はおもむろに挙手してしまった。会話の時間が1分追加され、僕ら以外のペアに居心地の悪い空間を提供してしまった。かまし

さっきの挙手で目立ってしまったために、他己紹介のトップバッターは僕らのグループとなった。緊張で頭がトチ狂ってしまった僕は、みんなに僕のペアのことをしっかり話してあげなければ!と必要以上のやる気を出して他己紹介に励んだ。饒舌も饒舌。隅から隅まで話してしまった。誰も僕のペアのことなんかそんなに興味ないのに。恥ずかしい思いをさせてしまったペアには本当に申し訳ないと思っている。かまし

 

 

やらかし

他己紹介の次に、大学に関するクイズが実施され楽しい時間を過ごした。ここでパーティーはお開きになり、教員から「これから先輩によるキャンパスツアーをするので参加したい人は参加してくれ」とアナウンスがあった。任意なのだったら帰宅しようと考えた僕は、ペアの男性や教員に挨拶をしてそそくさと教室を出た。やらかした。どう考えても今こそ友人を作るフェーズじゃないか。キャンパスを同級生と回りながらたわいもない雑談に花を咲かせて親睦を深めるのがセオリーなのではないか。パーティーが終わったのにみんなが帰る気配を見せなかったのはそういうことだったのか。

それに気づいたときにはもう遅かった。「やっぱりツアーに参加します……」とのそのそ教室へ戻っていく度胸などなく、キャンパスツアーに参加している他のクラスの学生を横目にずんずん廊下を歩いた。

 

 

 

 

帰宅してから恋人に電話して一部始終をお話したらめちゃくちゃウケたのでオールオッケー!!!