大学の講義で人種差別がトピックになった。そのときに列挙された映画の中のひとつがこの映画であった。
授業を重ねるごとに増え続ける課題のせいで映画を観る時間がない。いや、時間はある。しかし映画を観る余裕がない。映画鑑賞も読書も義務ではないのだけれども、それらを義務のように感じてしまうことがある。下手な真面目である。
ネタバレを含むことがあります。
ゲット・アウト
2017年公開のホラー映画、だとウィキペディアでは分類されてはいるけれども、一概にはホラー映画だとは言えない。ホラー映画について詳しく知らないけれど。そうか、これがホラーなのか。監督はジョーダン・ピール。関係ないけれど、最近マイケル・ジョーダンのドキュメンタリーである「ラスト・ダンス」をネットフリックスで観てる。面白い。
黒人男性の主人公が恋人の白人女性の実家へお邪魔したら、その一家とその他関係者が狂っていたという話。
「人種差別を扱った映画」だという予備知識ありきで観たので、序盤から不穏な雰囲気を感じ取りながら観た。例えば、恋人の父親にルームツアーをしてもらっているシーンで、地下室(のちにとらえた黒人を換金する役目を果たす)を指して黒カビがどうたらと言及することなど。ディテールが気になった。
最終的には、主人公は一家から逃げ出し友人に救われる。主人公も亡くなってバッドエンドになりそうだなと考えていたが、救われていた。よかった。はっぴぃえんど。
追記 2020.5.23
この記事公開直後に、様々な考察サイトを読んだ。自分が考えていた以上にネタが散りばめられていて、僕の考える力のなさを痛感した。考察できたら、映画をもっと楽しめるはずだ。