前々回の映画感想に引き続きミニマリスト的映画。ミニマリストとはちょっと違うかな。まあでもそんな系統の映画。
ネタバレを含みます。
365日のシンプルライフ
2014年公開のフィンランドの映画。監督はペトリ・ルーッカイネン。主演もペトリ・ルーッカイネン。関西弁ぽいね。ルーッカイネン。
恋人にフラれたのをきっかけにモノに対する考えを改めようとする主人公は、自分の持ち物すべてを倉庫に預けて「1日ひとつだけ取り出す」というルールで1年間過ごすことにする。1年間モノを買わないというのも制約にある。
「今自分に本当に必要なモノはなにか」と彼は自身に問いかける。このとき僕も、自分の消費態度や所有しているモノに対して同じ問いかけをした。自分は本当に必要なモノを持っているだろうか。自分は本当に必要なモノを買っているだろうか。
モノを手に入れることで得られる幸せは自分が期待しているよりも小さなものなのだろう。所有に伴う責任、重圧に押しつぶされないようになりたい。
僕はミニマリストほど極端な考えをもってはない。最低限必要ではないモノが生活に彩りを与えると考えている。しかし、モノの所有のみが幸せにつながらないとも思う。所有による良いことと悪いことを把握できている人でいたい。
現在新型ウイルスによって外出を控えている。他人との交流がない生活を送る。その時僕が考えるのは、いつか買おうと思っている派手なセットアップやもうすぐ届くiPhone SEではなく、友人や家族そして恋人のことだ。
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