The Azure

動き

トレインスポッティング

 高校の卒業間際に同じクラスの友人(一緒にグアムへ旅行へ行ったGくん)に勧められたのだが、興味が湧かず観なかった映画。今日の昼下がりに観た。恋人とSkypeで通話のままだったので、彼女は映画を観てる僕を見てた。

 

ネタバレを含みます。

 

 

 

 

 1996年にイギリスでダニー・ボイルを監督に製作された映画。森博嗣の「すべてがFになる」が発行された年である。続編はまだ読んだことがない。

 

 クールなタイトルシークエンスから幕を開ける。最初のBGMにはSOL!のオープニング曲でもあるLust For Kifeが流れる。イケてる。かなり。

 そこからはコミカルな調子で薬物にどっぷり漬かる若者たちが描かれる。蝕まれている。ヘロインでラリっている若者たちの輪の中に赤ん坊がいる場面に調和のなさを覚えた。本来はあるべきではないのにある、ような感じ。やがてその赤ん坊は亡くなってしまう。原因は不明であるが、とても明らかであった。

 主人公の両親は息子の薬物中毒を治すために彼を部屋に閉じ込める。主人公はドラッグの禁断症状が出始めるのだが、そのBGMとして使用されるのがアンダーワールドの「Dark And Long」だ。テクノ・ミュージックが禁断症状の彼の様子に臨場感を与える。この場面で映画が引き締まった。感動した。

 彼の親がドラッグの治療に関与するのもアンバランスな印象を受けた。もうひとり立ちしてもいい年齢なのにまだ自立しないで薬物に溺れている。不動産屋に勤務しハードワークをしているシーンもあれば、女子高生と文通をしているシーンもあり、大人と子供の間をゆらゆらしているようだった。

 彼が、次こそは更生しようという決意を語り映画が終わるのだが、きっとそれは叶わないのだろう。何度も薬物依存治療に失敗した彼が改めることはいばらの道であろう。最後のエンディング・クレジットは同じくアンダーグラウンドの「Born Slippy」が流れる。最高にクールだった。

 

 ドラッグに溺れる若者たちを描くこの作品は、何より音楽がとびきりかっこいい作品であった。1996年の若者にウケた映画は2020年の若者(サンプル1人)にもウケました。面白かった。

 

 

 Spotifyにプレイリストがまとめられていたのでぜひ。

 

 

トレインスポッティング(字幕版)

トレインスポッティング(字幕版)

  • 発売日: 2015/11/15
  • メディア: Prime Video
 

 

 

ジャケットもかっこいいよね。