The Azure

動き

旅立ち前夜

 自分の部屋のものをリュックに詰め、10年間ほどを過ごした自分の部屋が片付いていくのを目の当たりにすると、自分がこの家を出るという実感が沸く。教材や英単語帳、本などがわさわさと置かれていた僕の机には、京都へ送ることが困難であったドライフラワーがぽつんといるだけだ。あと壁にファイト・クラブのWARNINGが貼られているだけ。かっけーじゃん。

 夕方、母と幼少期にお世話になった近所のおじさんおばさんの家へ挨拶に行った。正直なところ僕には淡い記憶で、僕にとってはただの近所の人なのだが、よく遊んでもらったみたいで、丁寧にあいさつをしてきた。彼らの顔を見るやいなや、母が号泣しだしてあわわしてしまった。本当に思い入れのある人なのだろう。次僕が帰省するときにも挨拶したい。

 兄弟で写真を撮った。母は嬉しそうだった。あと何回みんなで揃って写真を撮れるのかな。こんな小さなことが親孝行になるのだろう。弟と妹と3人で並ぶと、目頭が熱くなった。そんなにいい兄ではないけれど、悪い兄でもなかっただろ?

 

 あたたかい家庭で育つことができたことに感謝している。両親、兄弟、祖父母その他の方にありがとうの気持ちでいっぱいだ。

 謙虚な気持ちや向上心を胸に京都でも頑張りたいと思う。

 あと、新型ウイルスの拡大によって恋人を下宿先に向かい入れることをやめた。「自粛」ってやつだ。残念だが、このような誠意ある行動が重要なのだろう。そしてそれは結構後に気づく。

 

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「いつもの」夕日は、「なつかしい」夕日へ変わる。




 今日はゆっくり寝て明日に備えよう。

 明日はまた忙しくなる。