The Azure

夢は夢のままで

POPEYEへの憧憬

  部活を終えて、自販機でジュースや菓子パンを買い食いするという行為を「もったいない」と思ってしまう。もちろんお腹は減っている。なんせ食べ盛りの高校生なのだから。だか、我慢をしてしまう。その我慢には明確な目的があるわけではなく、ただの自己満足でこなしている。自分でもよく分からないが、買い食いをしないことを美徳とする価値観が僕の底の方にあるみたいだ。

 

 

 

  話はファッション誌「POPEYE」に移る。

これまで本屋へ行ってすることは、話題の本を眺め、100円コーナーの小説を選び、音楽誌で気になるミュージシャンをメモする、などが主なものだった。しかし最近は、これに「男性ファッション誌を立ち読みする」という項目が加わった。メンズノンノを読み、メングクラブを読みそして、ポパイを読むのだ。

 


  僕はポパイの放つ雰囲気がとても好きだ。「自分をおしゃれに見せたい」というエゴと「好きな服を着ればいい、好きな生き方をすればいい」という思想がミックスされていて、高校生の僕がちょっぴり背伸びをして眺めるようなそんな雑誌。ポパイには魅力的な大人がたくさん登場して、僕に夢を見させてくれる。学生のインスタグラムへ投稿する写真に雑巾で乾拭きして、少し純度を高めたような感じ。

僕がポパイを読むのは、ポパイの大人、シティーボーイになりたいのではなくて、ただ単純にその世界に浸りたいからである。多分。

 

 

 

  冒頭で説明した僕のキモ倹約家な思想と、ポパイの提示する「Take It Easy 」な精神は反対の位置にありそうだ。僕はどちらも愛している。だが、どちらか一方のみに歩み寄ろうとは思わない。

 


  んー、結局何が言いたいかっていうと、憧れは決して到達できないから生じるよねって。

 

 

 

 

 ふらっと本屋さんへ行ったら今日がポパイ新刊の発売日だったみたいで。これも何かの縁だと思い、初めて購入した。

 これが(エピソード自体も含めて)僕の高校生時代を構成するひとかけらにでもなってくれたら嬉しい。

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POPEYE 3月号

 

 

POPEYE(ポパイ) 2019年 3月号 [こんな仕事があったのか。]

POPEYE(ポパイ) 2019年 3月号 [こんな仕事があったのか。]